写真に夢中になることは素晴らしい趣味であり、人生にステキな機会をもたらしますが、プロレベルの撮影をするというのは全く異なるレベルの話であり、それに適した機材が必要となります。高価なカメラのことを言っているのではなく、むしろ全体の撮影セットが問題なのです。では以下にて、もっと詳しく説明していきます。

プロの写真撮影の世界に挑むためには、まず必要なのは、邪魔されることなく撮影できるスペース、つまり自分の「スタジオ」です。それから、「背景幕」や「家具」といった必需品がいるでしょう。背景幕については、普通の白いものでもいいですし、黒いものでもかまいませんが、この点に関して心配しなくて済むような、なんらかの背景が必要です。そんなに高額ではなく、お手頃な価格で手に入れることができます。

また、必要となる家具用品は、撮影する写真の種類によって異なります。物撮りをするなら、必要なのはスツールもしくは小さなテーブル1台程度でしょうが、人物を撮影したいならスツール1つだけでは足りません。

次に必要なのが、「照明機材キット」です。予算によっては、スマホから遠隔操作で調整できるLED照明キットのような高価なアイテムを選ぶこともできます。そんなにお金を出せないなら、ソフトボックスのもっと安いものを選んでも、同様に機能するので安心してください。スタジオに見合わないほどたくさんの機材を買っても、お金の無駄になるだけなので、スタジオ内のスペースを考慮するのをお忘れなく。

それから、当然のことですが、「カメラ」「三脚」、そして「レンズ」がなければ写真撮影はできません。カメラのレンズは、カメラ本体より高額であることが多いので、購入の際はよく注意しなければいけません。というのも、良い写真を撮影するのに高価なカメラは必要ないからです。ここ数年、カメラメーカーの中でニコンとキャノンが最も売れているので、この2社のいずれかのモデルを選ぶのが賢い選択でしょう。

また、撮影に適したレンズは、スタジオのタイプによって異なります。スタジオが小さいなら、35mmか55mmのレンズを購入した方がいいのですが、屋外や広いスタジオでは85mmかそれ以上が使えます。三脚については、カメラに合うものを選び、撮影している時にぐらついたりしないか確認しましょう。

最後になりますが、よく忘れがちなのが「SDカード」です。これは撮影スタジオには絶対に欠かせないものです。数多くの撮影データがたまるはずで、その全てを保存できるだけの容量を確保する必要があります。SDカードからパソコンに写真を移せるように、カードリーダーを購入することもお忘れなく。